
箱根を走る国道一号線、そのいちばん高いところが標高874メートル。
ひと冬を通して、積雪するのは数度あるかないかですが、先日の思いがけない大雪で、水道管が凍結してしまい、断水となりました。
幸い私どもは、本店工場がございます滝通り地域で伏流水を引いておりまして、御菓子づくりをすることができました。
子どもの頃からごくごく飲んでいる、飲用できるやさしいお水です。
箱根のお山にございます芦ノ湖は、カルデラ湖で川が流れ込んでいません。
湖水は雨水が地下に浸透して、湖底から湧き出している地下水とされてます。
町内を流れる早川と須雲川も、芦ノ湖を源流としておらず、箱根の山々に沁み込んだ伏流水が、水みちを成して、集まってきたものです。
箱根に降り注ぎ、長い月日を経て、地中に浸透する。
こうしてたくわえられた箱根のお水が、御菓子づくりの源です。その地下水が地熱によって温められると温泉となります。
まさに自然の恵みの賜物であるお水を、飲み水として温泉として、私たちは日々こうして、豊かに暮らすことができているのです。
ちもと主人
杉山隆寛