季節の御菓子



桜の花
うららかな春を目で楽しみ、食べて感じることができるよう、
こよなく愛される桜をイメージして作り上げました。身も心も桜色に染まる、そんな春の訪れに心が弾みます。



桜の花びら
やわらかい春の陽射しがここちよく、箱根はやさしい桜色の景色に包まれます。散りゆく桜の花びらもまた美しく、いつまでも見ていたいと思わせる風景です。



花菖蒲
優しく上品な紫色が印象的な花菖蒲しっとりとした五月雨にも、美しさが映えます。日本では江戸時代から親しまれていた花です。


御感の藤
たおやかに美しく咲く小田原城の藤棚。大正天皇が皇太子の頃、小田原御用邸へご来臨の際、この藤の花の下に召馬が駆け込み花を散らしたので、「見事な花に心なきことよ」としばらく馬を止めて感嘆されたため、「御感の藤」とその名がついたそうです。



あじさい
梅雨空に一段と色鮮やかに咲くあじさいは、箱根を代表する景色です。露にみたてた錦玉羹をあしらい、キラキラした可愛らしいあじさいです。



ひさご羹
ひさご」とは"ひょうたん"のこと。下が大きく、末広がりということで縁起の良いものとして昔より親しまれてきました。錦玉に黄身餡を浮かべた涼やかなお菓子です。



ひまわり
花の向きを太陽に向かって変えるために "向日葵(ひまわり)" という名がついたそうです。その名の通り、まぶしく輝く太陽のもとで生き生きと咲くひまわりは、夏を彩る代表的な花です。



栗きんとん
コロンと可愛らしい栗きんとんです。九月九日の重陽の節句は「栗節句」とも言われ、昔から長寿を祈り、栗料理や栗菓子を食べていたそう。和栗ならではの豊かな風味が口の中で広がり、秋を楽しませてくれます。



ハロウィン
着色料を使わず、かぼちゃだけの優しい色合いと、目や口などはシロップ漬けにした皮を使用し、かぼちゃづくしの上生菓子です。



紅葉
朝晩も肌寒くなると秋の訪れを感じます。木々も色づき始め、箱根の山々を紅葉が彩ります。色づいた山は息をのむ美しさ。箱根の秋は絶景です。



山茶花 (さざんか)
寒さに負けずひたむきに咲き続ける山茶花は、花びらがハラハラと散ります。その儚くも美しい様、ひとひらの花びらを表現しております。



寒椿
寒椿の花言葉は「愛嬌」「申し分のない愛らしさ」です。寒さ厳しい中であっても、鮮やかな花を咲かせることからその言葉がつけられたそうです。冷たい冬空の下、ぱっと華やぐ姿に冬の美しさを感じます。



花びら餅
平安時代の宮中行事「歯固めの儀」に由来する、お正月のお菓子です。硬い食べ物を食べて長寿を願うというもので、後に簡素化され、今のかたちとなったそうです。見た目も美しく、晴れやかな日にふさわしい姿です。




かぐわしい香りと共に春を真っ先に教えてくれる梅の花は、冬から春へと移ろう時期に咲き見頃を迎えます。ピンク色の可愛らしい梅の匂ひが、穏やかな心地にさせてくれます。